お勉強:マクロ経済の入門本読んで思ったこと

掲題の通り。
ここ気になるな―という点のメモです。
正しい用語回しできていなかったら恐縮です。フィーリングで読んでくれ。

家計消費の効用関数

消費額  C に対する効用  U(C) について、 \frac{\delta U}{\delta C} \gt 0,\  \frac{\delta^{2} U}{\delta C^{2}} \lt 0 を置くの、結構強い仮定を置いているような気がする。
それどころか具体的な式の形(例: U(C) = ln(C))を与えるのは、めちゃくちゃ強い仮定です。

 U(C) は広義単調増加、という仮定のみならまあ自然かなとも思いました。
個人的には財の購入に関する仮定

  • 家計は自身が購入可能なすべての財の価格がわかっており
  • ある購入計画は一定以上の消費を行えば実現可能である条件下で、
  • 家計は最適な財の購入計画を立てる

を置いて、 U(C) が広義単調増加であることを導出するのが一番きれいかと思いますが、まあそこは人の好みということで。

2期間消費モデル

変数が、

だけなんだけれども、

  • 財価格上昇(に伴う効用関数の変化)を表すインフレ率

も加えてほしいなと思ったり。 それぞれ独立に動かしたときの、貯蓄額(個人的には第一期の消費額が本当は欲しいパラメータ)の分析をしたいなと。

効用関数もあまり制約を置かずに分析して、汎的に成り立つことを何か言えないかなーと。

GDP の増加と家計の効用増加は同値か?

これ自体はご存じの方も多いですが偽です。
GDP に投資額と政府支出と輸出額が含まれるので。

ちなみに、家計の総消費額の増加と、家計の効用増加が同値かというと、

  • すべての家計の効用が増加する、は偽
  • 少なくとも一つの家計の効用が増加する、は真

ですね。パレート改善が保証されなくて悲しいねぇ。

金利コントロールはインフレを制御できるか?

ご存じの通り、弊国では日本銀行が介入することで日本国債の利回りをいじることができますが

らしいです。
金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか? : 日本銀行 Bank of Japan

あと、通貨流通量も制御可能ですがいったんそれはおいておいて。

国債利回りを下げた場合は、以下は言ってよさそうです。

  • 市中金利の低下
  • 銀行から企業への総融資額の増加
  • 企業の設備投資額の増加

ただし、以下のステップがおそらく非自明です。

  • 設備投資増加に伴う企業収益性の改善
  • 企業収益性改善に伴う、家計の収入額の増加
  • 家計の収入額の増加に伴う、物価の上昇

ちなみに利回りを上げた場合は上記の増える減るが逆になる感じなのですが、それだと非自明な箇所が利回り低下時と比べて現実化しやすい印象があります。

なんでだろうね。なんででしょうね。